派生語で覚える英単語

語族とは、notice と noticeable のように、1 つの語から派生した語のまとまりです。

語族でまとめる理由

notice「気づく」を知っていれば、noticeable は「目立つ」と見当がつきます。形の規則を知ると、初めて見る派生語も、意味の見当をつける手がかりになります。SAKURA は語族を 1 つの帯にまとめ、品詞の違いと一緒に見せます。

encourage の語族(8 語)
語品詞意味句
encourage動〜を励ますencourage a shy student
encouragement名励ましwords of encouragement from a coach
encouraging形励みになるan encouraging result for the team
courage名勇気the courage to speak up
courageous形勇敢なa courageous firefighter
discourage動〜の意欲をそぐhigh fees discourage young voters
discouraged形落胆したfeel discouraged after repeated failures
discouragement名落胆words of discouragement from a coach

接頭辞と接尾辞の働き

語の前に付く形(接頭辞)は、意味の向きを変えます。語の後ろに付く形(接尾辞)は、主に品詞を変えます。下の表は、SAKURA の語族にある組み合わせの見本です。

接頭辞・接尾辞の見本
形働き例
-ness形容詞 → 名詞(〜であること)kind → kindness、dark → darkness
-ment動詞 → 名詞pay → payment、agree → agreement
-er・-eeする人・される人employer(雇用主)、employee(従業員)
-ful・-lessある・ないcareful・careless、hopeful・hopeless
-able〜できる・〜に値するread → readable
-ous名詞 → 形容詞danger → dangerous
-al名詞 → 形容詞、動詞 → 名詞nature → natural、arrive → arrival
-ly形容詞 → 副詞quick → quickly
un-・im-・dis-反対の意味unhappy、impossible、disagree
re-もう一度write → rewrite
en-〜の状態にするcourage → encourage

綴りが変わる規則

語末の e は、母音で始まる接尾辞の前で落ちます(arrive → arrival)。ただし c・g の後の e は、a・o の前では落とさず、「ス」「ジ」の音を保ちます(noticeable、courageous)。語末の y は i に変わり(happy → happily)、in- は p の前で im- になります(impossible)。

派生語を答える練習

SAKURA には、語族の中の別の品詞を答える練習があります。たとえば notice〔動〕を見て、〔形〕の noticeable を答えます。綴りが変わる派生は、綴りを入力して答えます(設定で全部の語に広げられます)。

画面での見え方

解説の画面の下に、語族の全員を品詞つきで並べた帯が出ます。帯を押すと、語族の一覧の画面が開きます。思い出せなかった語の後は、この一覧が自動で開きます。

語族の画面。justify と just・justice・injustice の並び

語族の数

SAKURA の 9,762 語は、4,792 の語族にまとまっています。2 語以上の語族は 2,561、最も大きい語族は run の 19 語です。語族は綴りの規則で候補を出し、意味のつながりを確かめてまとめました。

出典と注意

語族という単位は、語彙の研究で使われてきた数え方です。派生語を答える練習そのものの差を比べた研究は、見つかっていません。SAKURA は、語族を語の見せ方と出題の順に使っています。

出典

  • Bauer, L., & Nation, P. (1993). Word families. International Journal of Lexicography, 6(4), 253–279.
  • Nation, I. S. P. (2013). Learning Vocabulary in Another Language (2nd ed.). Cambridge University Press.

理解を、理屈で。
記憶は、最低限。

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