英単語の復習の科学

SAKURA の復習の間隔は、FSRS という計算方法で語ごとに忘れかけた頃を予測して決めます。

思い出す練習

覚えた語を見直し続けるより、思い出す練習を続けた方が、後日まで保たれたという研究があります。学ぶ人の多くは、この差に気づいていませんでした。SAKURA は、表で意味を思い出してから、裏で確かめる形にしています。

間をあけた復習

復習までの間をあけると、後まで保たれやすくなります。ちょうどよい間は、覚えておきたい期間が長いほど長くなるという研究があります。SAKURA は、思い出せた語は間を広げ、思い出せなかった語は早めに出します。

FSRS と目標の想起率

FSRS は、答えの記録から語ごとに忘れかけの頃を予測する、公開された計算方法です。SAKURA は FSRS-6 を使い、思い出せる見込みが 0.85 まで下がる頃に復習を出します。FSRS の既定の 0.90 より低い目標なので、復習の時に思い出せる見込みは少し下がり、その分、復習の数が減ります。

答えを見る前に考える

答えを見る前に一度考えてから見ると、ただ読むより保たれやすいという研究があります。考えた答えが外れても、その後に正しい答えを見れば、この差は保たれました。SAKURA は初めての語でも、意味を推測してから答えを表示します。

週の抜き取り確認

自分で「覚えた」と感じる度合いは、実際に思い出せる度合いとずれることがあります。SAKURA は、学んだ語を毎日少しずつ、見た目を変えずに復習に混ぜます。思い出せた割合を週ごとに予測の値と並べる表示は有料プランの記録分析にあり、自分の採点のずれに気づく手がかりになります。

似た語を並べない

意味の近い語を一度にまとめて覚えると、取り違えが増えるという研究があります。SAKURA は、取り違えやすい語どうしを、同じ回に続けて出さないようにしています。似た語の違いは、使い分けの規則として別に練習します。

出典と注意

ここに挙げた研究は、主に実験や授業での結果です。SAKURA を使った人とそうでない人の成績を比べた研究ではありません。SAKURA の間隔と出し方は、研究の示す向きに沿って決めています。

出典

  • Karpicke, J. D., & Roediger, H. L. (2008). The critical importance of retrieval for learning. Science, 319, 966–968.
  • Cepeda, N. J., Vul, E., Rohrer, D., Wixted, J. T., & Pashler, H. (2008). Spacing effects in learning: A temporal ridgeline of optimal retention. Psychological Science, 19, 1095–1102.
  • Kornell, N., Hays, M. J., & Bjork, R. A. (2009). Unsuccessful retrieval attempts enhance subsequent learning. Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, 35, 989–998.
  • Koriat, A., & Bjork, R. A. (2005). Illusions of competence in monitoring one's knowledge during study. Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, 31, 187–194.
  • Tinkham, T. (1993). The effect of semantic clustering on the learning of second language vocabulary. System, 21, 371–380.
  • Open Spaced Repetition. FSRS (Free Spaced Repetition Scheduler).

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記憶は、最低限。

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